シャープとの合弁会社、ソニーが追加出資先送り [テクノロジー]
ソニーは27日、シャープの液晶テレビ用パネル生産会社(堺市)への追加出資について、予定していた2011年4月末までには実施しないと正式発表した。
ソニーとシャープは12年3月末まで協議を続けるとしているが、液晶パネルの価格下落が続く中、合意に至るのは難しそうだ。
ソニーとシャープは09年7月、両社を中心に液晶パネルを供給する合弁会社を設立することで合意し、シャープが約93%、ソニーが約7%を出資した。その後、ソニーは最大で34%まで追加出資し、経営に本格関与する予定だった。
しかし、薄型テレビの価格が年々下落していることなどから、ソニーはパネル調達計画を見直し、価格の安い台湾製のパネル調達を増やしているとされる。
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